Arles
今日(土曜日)はアルルへ行ってきました。
ラボに勤めるもう一人の日本人研究者(Tさん)
と、私、妻、息子の4人で。
マルセイユからは電車で一時間弱で着くこの町は、
ゴッホが一時期暮らしており、いくつかの作品の舞台となっています。
特に跳ね橋の絵が有名です。
今回が二回目の訪問ですが、前回は時間の都合で見られなかった
跳ね橋を見ることが最大の目的でした。
この跳ね橋、町の中心からは少し離れているので、
タクシーで往復しました。
行く途中、Tさんが運転手に少し話しかけたところ、
「日本人はゴッホ好きだね。アルルに来る日本人は
みんな橋を見に行くよ。」と言われてしまいました。
にもかかわらず、橋に着くとしっかり写真を撮り、
満足げにタクシーに戻ってくるわれわれでした。
(ちなみにタクシー代は往復で10ユーロ弱でした。)
他の見所といえば、円形闘技場や古代劇場と呼ばれるローマ遺跡ですね。
遺跡といっても、闘技場は今でも闘牛とかに使っているみたいで、
観客席は普通にあります。ローマ遺跡としては、
他にもコンスタンチヌス帝の浴場を見てみましたが、
うーん、ただの廃墟でしたね。どこがお風呂か全く分かりません。
町の雰囲気はマルセイユとは全く違い、
かわいらしい感じです。
宮崎アニメに出てきそうな路地とかがあったりします。
マルセイユはごみごみしてて(実際ゴミがよく落ちてます)、
路地とか薄暗くて危険な感じがするのであまり入って行けませんが、
アルルは安心して散策できます。
電車で一時間弱離れるだけなんですがね。。。
おそらくアルルとか、エクス・アン・プロヴァンス
(バスで30分くらい)が典型的な南フランスの町で、
やはりマルセイユは特殊な町のようです。
フランス人に言わせると、
「マルセイユはマルセイユであって、フランスではない」
そうです。以前、私の業界の重鎮、A教授*1には、
「マルセイユってアフリカでしょ?」とか言われました。
確かに地中海の港町で、対岸からたくさん移民が来てるけど。。。
*1:パリに長く住んでいたのでフランス事情に詳しい。